ぶどうの知識あれこれ
ぶどう狩りに出かける前に、少し勉強してからいくと楽しさもひとしおです!クダモノガリプラス編集部より豆知識をお届けします!
ぶどうの歴史
世界中で愛されるぶどう。クダモノ界においてもその歴史はかなり古いものがあります。紀元前8000年(1万年くらいまえ)には既に農耕されていたという記録が残っています。日本でも古くから野生していましたが、栽培され始めたのは意外と最近で、奈良時代700年代に中国から渡来した僧侶によって山梨県勝沼の村人たちに栽培を教えたのが最初と言われています。山梨県勝沼と言えばいまでもぶどうの名産地ですね。ワインづくりでも有名です。
みんなどれくらいぶどうを食べてるの?
USDA 「World Markets and Trade」の統計を元に計算すると、世界で一番ぶどうを食べるのはウズベキスタン人です。圧倒的です。一日10粒以上は巨峰くらいの大きさにぶどうを食べている計算になります。一方で日本は1ヶ月に10粒程度。ワインなどの消費量も含んでこれですから、実際は年間に数10粒食べるくらいでしょうか。国内の栽培期間は限られていて高級なクダモノなのでその影響もありますが、ぶどうはポリフェノール豊富で抗酸化作用があり、健康維持に効果があると言われています。もっとぶどうを食べましょう!
ぶどうの生産量、名産地はどこだ?
ぶどうの生産量は、山梨県(シェア23.7%)・長野県(16.1%)・山形県(10.4%)の3つの県で、日本全体の半分以上を占めています。日本のぶどう栽培の原点、山梨強しですね。クダモノガリプラスでは、関東からいけるぶどう狩り農園を多数掲載しています。ぜひ足を運んで下さい!
話題の新種、クイーンルージュとバイオレットキング
近年のぶどうの最大のヒットといえば、シャインマスカットですが、2020年と2021年に大型新人が生まれていることをご存知でしょうか?シャインマスカットと黒系(巨峰系)のぶどうをかけ合わせた新種です。まだ生産量が少なくぶどう狩りで楽しむことはできませんが、とても美味しいと評判ですので、お店・通販で見かけたらぜひトライしてみてください。1房3000円~4000円程度が市場価格になりそうですので、超高級フルーツの部類です!
クイーンルージュ
長野県が開発した新種です。2021年から市場流通の予定です。皮ごと食べられてサクッとジューシー、さくらんぼやリンゴのような風味がするという、新体験を感じられるぶどうです。クダモノガリプラスでは別途詳細記事を書いております。こちらを御覧ください!
バイオレットキング
山梨県の志村葡萄研究所が交配した新種です。なんと大きな粒だと一粒30グラムにもなるそうです。巨峰が一粒10グラム弱ですので、その大きさは際立っています。シャインマスカットの爽やかさもありながら、ぶどうらしい強い味わい。甘さはシャインマスカットと同等かそれ以上。頬張った時の満足度はぶどう史上最高かもしれません。志村葡萄研究所をはじめ、いくつかのぶどう農園から通販で購入することができます。ぜひチェックしてみてください。
さぁ、さっそく計画を立てましょう!ぶどう狩り、楽しんで下さい!